体温上昇を防ぐ力や喉の渇きを感じる機能も弱まっていく

高齢者の体力レベルの差異が発汗量に与える影響を検討した実験もあります。

気温43℃、湿度30%での運動時における発汗量を若年男性、一般高齢男性、高体力高齢男性で比較したところ、一般高齢者の発汗量は若年成人と比較して少なかったのですが、トレーニングを行っている高体力高齢男性は若年男性と発汗量に差がなかったのです(図表3)。

この結果は、熱放散能力に対する加齢の影響は、単に年齢だけの問題ではないということを意味していると言えそうです。