ゴールがあることを意識づけた

受験の夏は、ちょうど東京オリンピックの時期でした。家族でテレビで観戦中、妻の口から思いもよらぬ名言が飛び出しました。

小学校受験では親が助けてやれるのは学校の門まで。あなたは試験会場に一人で行き入試に向き合わなければならない。でも大丈夫。勝負を終えてゴールテープを切った選手を、待ち構えていたコーチが抱きしめる様子がテレビに映し出されます。

「ゴールでお父さんと待っているからね」。そう伝えたことで、娘は受験にも終わりがくることを意識して、安心して本番に臨めたように思います。

漫画=宮川サトシ

口癖は「絶対大丈夫」

また、妻は常に「受かるに決まってるよ」と言い続け、最後までブレませんでした。まるでアニマル浜口さんのような妻。

子供が自信をなくしたときにも、親が「絶対に大丈夫」と言い続けることはもっとも大切なことではないでしょうか。

漫画=宮川サトシ

三人四脚で駆け抜けた日々でした。妻は過去問分析の鬼となり、4社の問題集の傾向を分析し尽くし娘の苦手を底上げしました。

僕も願書の作文には仕事以上に本気で取り組みました。それもこれも、今、笑顔で小学校に通う娘を見るといい思い出です。

【関連記事】
「お金持ちだからではない」頭のいい子が育つ家庭に共通する"幼児期のある習慣"
「今日、お昼何食べた?」と子供に聞いてはいけない…わが子を賢くする親の聞き方の"絶対法則"
「開成、灘を抜いて日本一」女子高・桜蔭が東大理三、慶應大医学部の合格者数ナンバー1の歴史的偉業
東大合格者41年連続1位の開成を上回る3校とは…旧帝大&難関国立大の現役合格率トップ150校の名前全公開
「偏差値40~50台でも旧帝大・早慶上理へスイスイ受かる」合格実績の高いお買い得校ランキング40