“覚悟”を決めているのは眞子さんではないか

おカネに苦労しながらも、国際基督教大学(ICU)に入り、留学もし、安定して稼げるNY州の弁護士になろうと努力してきたのではないか。カネのない“つらさ哀しさ”を人一倍知っているはずの小室さんだからこそ、石にかじりついても弁護士資格を取得し、眞子さんに不自由のない暮らしをさせるはずだと、秋篠宮家ばかりではなく、国民の多くも期待していたはずである。

外国のメディアで唯一、複数の専属カメラマンを擁して小室夫妻の動向を追いかけている、英国紙デイリー・メールは、6月25日付で、小室さんを支える眞子さんの境遇についてこう言及している。

「眞子さんは、小室さんと結婚するために皇室から離れることになった。彼女は結婚後、人生で初めて姓を持ち、現在は『小室眞子』として知られている。彼女はまた、旅行のためにこれまで要らなかったパスポートを取得する必要が生まれた。眞子さんは皇居に住むことができなくなり、たとえ2人の結婚生活が離婚で終わったとしても、彼女は決して皇室に戻ることはできない」(6月27日、NEWSポストセブン

離婚で終わったとしてもとは穏やかではないが、小室眞子さんは背水の陣で、これからの人生を生き抜いていこうという“覚悟”を持ってきているといいたいのであろう。

ニューヨーク・マンハッタンの通りを忙しく歩く人々
写真=iStock.com/Rawf8
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「お金のことは心配ありません」と語っているそうだが…

だが、週刊誌報道で伝えられる小室圭さんの言動からは、そんな危機感も覚悟も感じられない。

女性自身(7月8日号)によれば、7月の試験に落ちたら、経済的な理由から、小室夫妻が帰国を余儀なくされるのではないかという見方があるが、小室圭さん自身は、それを気にする様子はないという。

「資金の出どころははっきりしませんが、小室さんも知人には『当面、お金のことは心配ありません』と、語っているそうです」(NY在住の日本人ジャーナリスト)

この当面が、どのくらい先までを指すのか分からないが、彼のいう「お金」というのは、眞子さんが“持参”した皇族費であることは想像に難くない。

これまでの報道を見る限り、大学時代を通じて、彼がアルバイトに精を出したり、株などに投資したりして稼いでいたという噂もなかったから、結婚前も結婚後も、頼るのは妻の持参金しかないはずである。

英語では、「a husband who sponges off his wife」というそうだが、妻のすねを齧る亭主、日本語では髪結いの亭主の典型である。

1億円ともいわれる眞子さんの蓄えだが、結婚以来かなり目減りしていると思われる。だが、万が一、小室圭さんが今回の試験にも受からず、今の事務所を解雇されるという最悪の事態になった場合、今のような優雅な生活を続けられるのか疑問である。