自分起点ではなく「誰かの話のつながり」で話す

大切なのは、「自分から話し始めた」のではなく、あくまでも「誰かの話のつながり」で話すことです。その演出ができるキーワード、テーマを探すことが肝心なのです。

ちなみに、『すべらない話』の常連でもある千原ジュニアさんはトークをつなげる天才です。ジュニアさんが出演するトーク番組『にけつッ‼』では、まさにこのトークをキーワードでつなげる技がよく使われています。

この番組では、冒頭でケンドーコバヤシさんが最近の出来事を話し、ジュニアさんがそれに関連した話でつなげていくのがお決まりです。 

たとえば、ケンコバさんが「マッサージ中に寝言で『先生!』と言ってしまって恥ずか しかった」と話したときには、それを受けたジュニアさんが、「ふとしたときに出る一言」 というテーマで話をつなぎ、「大物俳優に急に出会ったときに出た一言」というエピソー ドを披露して爆笑を取っていました。 

こうやってキーワードで話をつなぐのはなんといっても簡単ですし、まわりの人たちも違和感なく、こちらの話に耳を傾けてくれます。 

ただし、相手の話を適当に聞き流して自分の話にもっていくと「こいつ、自分の話ばかりするな」と思われてしまいます。まずは相手の話を聞き、しっかりリアクションを取ったうえで話をつなぐようにしてください。 

【関連記事】
たった一言で不採用が決定する…転職活動で絶対に言ってはいけない4つの地雷フレーズ
仕事ができる人は知っている…「よろしくお願いします」より効果的なメールの締めのフレーズ
ダメな上司ほど最初に使ってしまう…「部下との1対1」で避けたほうがいい"ある言葉"
仕事のできない人ほどメールがダラダラと長い…説明上手の人が「文章」ではなく「図解」を活用するワケ
頭のいい人はそう答えない…「頭の悪い人」が会話の最初の5秒によく使う話し方