「食べる筋トレ」を実践した一日の食生活を公開

ここで、「食べる筋トレ」のイメージを持ってもらうために、私の1日の食生活を紹介しておこう。といっても、私の真似をしてほしいわけではない。あくまでも参考として挙げるだけだ。

まず平日はいつも朝5時半に起きる。起きたらすぐに歯磨きとうがいをして、500ミリリットルの水を飲む。

そして前夜のうちに準備しておいた、プロテイン30グラムを300ミリリットルのオレンジジュースで割ったものを飲む。そしてバナナ、おにぎりと、糖質を中心に食べる。

本当はプロテインジュースだけでもお腹が膨れるのだが、これからトレーニングをするので、その前に体を「エネルギーたぷたぷ」の状態にしておくためだ。

それから血流をよくするサプリを飲んで、7時からジムに行き、1時間トレーニングを行う。トレーニング直後には、スポーツドリンクやバナナで糖質を入れる。意識して糖質をとるのはここまでだ。

帰ってきたら、プロテインを飲み、シャワーを浴びて、そこではじめて肉を食べる。鶏ムネ肉とサーモン、玄米、豆腐、納豆、ブロッコリーが2度目の朝食だ。

日本のカフェテリアでのベジタリアンランチ
写真=iStock.com/Kayoko Hayashi
※写真はイメージです

「朝っぱらから、こんなにたくさん!?」と驚くかもしれない。

しかし、ここまで大量に食べるのは朝のみ。昼と夜は職場である「筋肉食堂」で食べるし、ボリュームのある食事はなるべく朝にとるようにしているのだ。

ちなみに、昼食は、「鶏ムネ肉のソテー」と玄米、卵白。夕食は、ヒレ肉、チキン、魚のいずれかと玄米、ブロッコリーといった感じだ。その他、間食に「追いタンパク」としてプロテインなどのタンパク質をとっている。

寝る直前はプロテインを飲むだけで、あまり食べないようにしている。

夜、眠っているあいだ、体は体温維持くらいしかエネルギーを使わないので、晩ご飯で食べたものは脂肪になりやすいからだ。

以上は平日の生活パターンで、土曜の夜はお酒も飲むし、好きなものを食べている。

これがあるだけで、食事制限のストレスを相当減らすことができる。

そして、日曜日からまた、普段の食事に戻すのだ。

いかがだろう。マッチョになりたい人も、リバウンドなく痩せたい人も、理想的な体型を手に入れたいなら「食べて筋トレをし、筋肉をつける」ことが最重要だ。ぜひ、食べるべきものとそのタイミングを意識してほしい。

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