お金は人生の目的ではなく、手段である。そう父親に教わった投資家のジョージ・ソロスは巨富を築いた晩年に「14歳のときが人生で最も幸福だった」と語っている。彼は人生に何を求めていたのだろうか。作家の橘玲氏が解説する――。
※本稿は、橘玲『裏道を行け ディストピア世界をHACKする』(講談社現代新書)の一部を再編集したものです。
危険な1944年が「人生で最も幸福だった」
「ヘッジファンドの帝王」と呼ばれるジョージ・ソロスは、1930年にハンガリー、ブダペストのユダヤ人家庭に生まれた。後年のインタビューでソロスは、14歳だった1944年を「人生で最も幸福」な時期だったと語っている(※)。
こちらは会員限定記事です。
無料会員にご登録頂くと、会員限定サービスをご利用いただけます。
30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
約5万本の全ての記事が閲覧可能
記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
会員限定イベントにご招待