新築分譲マンションの利点は、賃貸に比べ建物自体の仕様がいいこと。防犯上のセキュリティーも高い。バリアフリー対応、免震・耐震性能の物件も増えました。また、一戸建てに比べ、比較的、交通利便性の高い場所にあり、通勤や買い物がしやすいです。

一方の難点は、中古物件に比べ価格が高く、青田売り(完成前に建物の販売を開始すること)の場合すぐには引っ越せないこと。長期の住宅ローン返済のほかに、月々、管理費や修繕積立費などもかかります。購入後は、賃貸のように気楽に引っ越すことができず、手放す際にも売買の手間とコストがかかります。

(構成=大塚常好 撮影=宇佐見利明)
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