「書き捨て」とは

①紙に書く(裏紙でいい)。
②残さない意識を持つ。
③消しゴムや修正液で消さない(削除は線で)。
④必ず捨てる(人に見られるのが心配な人はクシャクシャに丸めてもよい)。

フミコフミオ『神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する』(KADOKAWA)
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僕の場合、書き捨てによって、自分の立ち位置が明確になり、世界観が構築された。その世界観からの観察をベースに、ブログを書くようになってから、読んでくれる人も次第に増えていった。文章を通じて僕という人間に興味を持ってくれる人が増えてきたのだ。

僕が書き捨ててきたテーマは、

「仕事がうまくいかないのはなぜか」
「若手や上司とのあいだにあるジェネレーションギャップとどう付き合えばいいのか」
「チームのマネジメント上で、経験のない問題に直面したときの打開策」
「企画提案で他社を圧倒できるアイディアを発想したい」

といったところだ。

普通に生きている人にありがちな、ありふれた、しかしながら一筋縄では解決できないものばかりだ。

書き捨てを続けていくうちに、「このままじゃダメだ」という焦りと悩みがまじったモヤモヤした気分も次第に晴れていった。以来、今日まで楽に生きられている。気が付くと、ブログと書き捨てを始めてから20年近くの年月が経っている。

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