褒めるところがなければ「ありがとう」を伝える
褒められて本人が自主性を発揮し、自己の成長を自覚できるようになれば、おのずと仕事にやりがいを感じるようになります。そうすれば、仕事や会社がもっともっと好きになります。
このような話をすると、「褒めるところがない新人はどうするのか?」と、聞かれます。その時は、その社員の姿勢、気持ち、やろうとしている部分を見つけ、そこに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。そうすれば、その新人社員にとって、会社は自分がいてもいい場所だという感覚が得られます。
コロナ禍であることだけでなく、AIの発展、デジタルトランスフォーメーション等々、いろいろな意味で今は大変革期です。産業医仲間ではよく、「職場環境とは上司である」(職場環境ストレスの良しあしは全て上司による)と言います。
ぜひ、先輩社員の方々が、コロナ禍新入社員の特性を捉え、上手に育てていただければと思います。そうすればきっと、数年後には立派な先輩社員になってもらえるのではないでしょうか。