相乗効果の生み出し方
このように、「最初は本業にコミットして結果を出す→それを副業に活かし、副業で成果を出す→副業での経験を本業に活かして成果を出す」というサイクルをつくりだすことで、本業で貴重な経験を積む機会を増やすことができるのです。
貴重な体験を積む機会が増えれば、さらに知見が溜まっていきますし、優秀な人材になれば、優秀な人と一緒に仕事をする機会も増えます。
そうすると、さらに貴重な体験を積めるようになり、稀少性の高い人材になっていきますから、たとえば同じ業界に転職する際に年収アップの交渉もできるでしょう。
私は現在、独立していますが、人によってはさらに別の副業に挑戦して、そのスキルが得られる業界に転職し、同じようにシナジーを生み出すことも可能です。
「本業×副業」でシナジー(相乗効果)を生み出すための流れは、次のようなものです。
1.副業する目的を考える
2.その目的を達成するために必要なスキルを洗い出す
3.そのスキルが身につく副業を洗い出す。その際、「リスクが高い副業」「すぐに習得できる副業」は避ける
4.「好きか嫌いか」という適性を判断するために、実際に副業する
5.好きな場合、その副業を続けて成果を出す
6.その業界に就職、転職する
7.本業にコミットして有益な情報を得る
8.それを副業に転用して、個人で稼ぐ
9.副業で得た情報を本業に還元し、成果を出す
10.本業で貴重な経験を積める機会を増やす(上の役職・ポジションに就く)
「後悔しない人生」のために考えた
私の場合、「副業する目的を考える」では、まず「後悔しない人生を送りたい」という大きなゴール(目的)を定めました。そのために、「死ぬまでにやりたいことリスト」をつくって、やりたいことを明確にしました。
そのリストに書かれた項目を1つひとつ達成するためには、どういうスキルが必要なのかを洗い出したときに、「時間や場所に縛られずに稼げるスキル」が必要だということがわかり、投資やマーケティングスキル、プログラミング、ライティングスキルを身につけるべきだということに気づきました。
ただ、仮想通貨やプログラミングなどに挑戦はしてみたのですが、まったくダメでした。挑戦してみたなかで、いちばん相性に合い、無理なく続けられて好きだったのがブログだったというわけです。