頭脳明晰な東大生は、優れた教員・講師を見極める力を持ち、教材ツールの目利きでもある。249人の現役生が『プレデントFamily』のアンケートに回答し、数あるYouTube動画の中から小学生でも楽しめて理解でき、学問への入り口が見つかるチャンネルを挙げた。最高の勉強のハウツーとなる13のチャンネルを紹介しよう――。

※本稿は、『プレジデントFamily2021秋号』の記事の一部を再編集したものです。

タブレット端末に表示されるYouTubeの画面
写真=iStock.com/ozgurdonmaz
※写真はイメージです

東大生249人の虎の巻「最高の勉強のハウツーとなるYouTube動画」

若者から大人気の媒体YouTubeのチャンネルで、現役東大生からダントツの票を集めたのは、テレビ番組「東大王」でおなじみの伊沢拓司さんが代表を務める「QuizKnock」だ。

『プレジデントFamily2021秋号』
『プレジデントFamily2021秋号』

「『QuizKnock』は、クイズをきっかけに生物から漢字まで幅広い知識が増えるのがいいところです。『ラムダ技術部』は、1枚の風景写真から撮影場所を見つける方法を紹介するなど技術的観点から語ってくれるので面白いですね。『スーツ交通』は鉄道好きな大学生が、日本中を鉄道で旅したりするので地理的な知識が得られます。ゲームで『桃鉄』にハマっている子は好きなはず」(東大生ライター・布施川天馬さん)

学習系のコンテンツもある。布施川さん自らも「スマホ学園」という高校生向けの勉強チャンネルを運営中だが、教育系ユーチューバーの第一人者・葉一はいちさんの「とある男が授業をしてみた」が学習系の中で特に東大生の支持を得た。

「一番勉強になるチャンネルだと思います。小学生から中高生の算数・数学や英語などの学校で習う学習内容を授業してくれているので、『勉強がわからなくなったらこれを見よう』とおすすめしたいです。『予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」』も面白いですが内容が高度。小学生で高校数学が大好きというような子にはいいと思いますよ」

YouTubeは刺激が強いだけに、ハマりすぎてしまいエンドレスに見てしまうのが気になるところ。親としては、どう対応したらよいのだろうか。

「禁止してしまうとますます見たくなるので、利用時間や見ていい動画の内容など、あらかじめルールを決めておくといいでしょう。親から見るとくだらないと思う内容でも、お子さんが見たくて見ているならいい刺激になっていると思います」

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