人はストレスがかかると歯を食いしばる

目と同様に、口も無意識に力が入りやすい場所です。ストレスがかかると、知らないうちに歯を食いしばっていたり、口の中がカラカラに渇いていることがありますよね。これは、口や口の中が緊張している証拠です。

実はあごの筋肉と舌の筋肉(あまり知られていませんが、舌は筋肉のかたまりです)は、首の筋肉と密接な関係があるので、背骨と頭の位置関係に影響します。これらは、必ず連携して動いているのです。

ですから、口や口の中をかためて、あごと舌の筋肉を緊張させてしまうと、つられて首の筋肉も緊張して下に押しつぶされてしまいます。すると、「姿勢の急所」が緊張から解放されないのです。その結果、体の緊張やこわばり、そして姿勢の悪化を招いてしまいます。

あごや口元の緊張をとるフレーズ

【魔法のフレーズ3】歯ぐきに血液が通い、舌はおもちのようにふっくらしています。

姿勢以外に改善できる症状

・顎関節症
・ドライマウス
・虫歯
・口臭

この魔法のフレーズがもたらすイメージは、口や歯、舌を動かす筋肉の緊張をほぐしてくれるので、口の中のスペースが広くなっていきます。それにともない、あごの筋肉がほぐれて、「姿勢の急所」が解放されやすくなります。したがって、ゆらぎ状態の中で、骨で立つことがしやすくなるのです。

また、唾液がほどよく分泌されるようになり、口の中が潤います。口や舌もなめらかに動くようになると、口やのどの免疫機能が高まって感染症にもかかりにくくなっていくのです。