日本でも390万人のユーザーが行う創造・改良の活動

本連載の1回目(http://president.jp/articles/-/1954)で紹介したように、消費者イノベーションの実態調査がここ数年で本格化している。消費者が自分のニーズを満たすために製品創造や改良を行っていることはイノベーション研究者の間で広く知られている。

ただし紹介されるのはアウトドア製品、玩具、マウンテンバイク、スポーツ用品とごく一部だった。消費者が製品革新を行っているといっても特定の分野だけではないか。ユーザー・イノベーションに批判的な人たちはそうした疑問を投げかけてきた。