運動前のタンパク質対策を忘れずに

ただし、筋肉が分解されないように、運動前にタンパク質をとっておく対策は必要です。

ホエイプロテインを事前にとったり、タンパク質よりも吸収の早いアミノ酸を運動中にとったりすることで、筋肉を分解することなく体脂肪を燃やすことができます。

水野雅登『1年で14キロ瘦せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法』(エクスナレッジ)
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なお、運動中にタンパク質をとっても、消化・吸収が間に合いません。このため、ホエイプロテイン・肉・卵は、運動前にとっておきましょう。アミノ酸の場合は、消化が必要なく、そのまま吸収できるので、運動中に摂取しても間に合います。

最近では必須アミノ酸を含んでいる味の良い製品が色々と発売されていますので、運動の際には利用するとよいでしょう。ただし、必須アミノ酸だけを大量に摂取すると、必須ではないアミノ酸が逆に不足したり、他の栄養素も不足してしまうので、避けましょう。

ホエイプロテインや肉・卵を十分にとったうえで、必須アミノ酸の製品をとる必要があります。

体重計を捨て、全身鏡で体型チェック

内臓脂肪を減らすために運動は必要不可欠ではありませんが、女性に多い皮下脂肪を減らすためには必須です。もっといえば、運動なくして皮下脂肪は減らせません。

なお、これは比較的多くの方が知っていることと思いますが、体脂肪よりも筋肉のほうが、重さがあります。このため、筋トレをする場合には、体重自体はあまり目安にならなくなります。

今はご家庭の体重計で「体脂肪率」などが表示されるものも多くありますが、ごく簡易的なため、実際の体脂肪の量とは異なる場合が多くあります。

筋トレをする場合には体重だけをチェックすることはやめて、簡易的には全身鏡などで、日々体型をチェックすると良いでしょう。

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