「勢い」を持って、ビジネスが好調に進んでいる

【北尾】ですから、大変な状況になっている業界は沢山ありますが、我々はDay1からインターネットの世界に入り込んで今日までやってきた。ますますデジタルトランスフォーメーションが進むと、我々がますます強くなっていく。今はそういう状況で、全ビジネスが非常に好調に推移しています。ですから、「天の時」を、そういう意味では得られているということでしょう。

もっと言えば、「天の時」というのは、その一時点だけではなく、一つの流れ、言い換えれば時流ということですね。その時流に乗っているということだと思います。

孫子の兵法の中でも勢いというものを非常に大事にしています。そういう勢いを持って今、進んでいるということですね。

コロナ情報をビッグデータとして解析したい

【田中】そうですか、その時流、勢いということですが、それに対して生かしていく「地の利」というのは、どういうところになりますか?

【北尾】「地の利」は、現代風に言えば、事業ポートフォリオと言えると思います。我々は金融業から出発した。そこに今度は、例えば新規事業として、メディカルインフォマティクスというものを立ち上げました。

例えば今回、コロナのこの状況下で、コロナに関する様々な情報が整理されない形で様々なところから出ています。これがもっと整理されてビッグデータとして解析が進んだら、非常に価値があるものになるだろうと、むしろそういう風にしないといけないと思います。例えばどういう人がかかりやすいだとか、単純に年齢や性別がどうなのかというのは一つありますね。

では、どういう人が重症化しやすいのか。いろんな疾患を持っている人、ではその疾患で特に重症化しやすいのは、なんだろうと。2型糖尿病だとか、高血圧だとか、そういうような疾患と結びつけた情報がまた入ってきますね。そうすると薬はどういうものがいいのか、これも細部にわたって使ってみた薬をデータ化し、どういう人にどういう薬が効いたかなども、非常に役に立ちますよね。