タイムラインが悪口ばかりになる原因

SNSでは基本的に悪口は書かないほうがいい。

炎上を避けるためでもあるが、それ以上に重要な意味を持つのはフォロワーの管理である。

世の中には、「誰か(何か)に対する悪口を好んで読む人」と「誰か(何か)に対する称賛を好んで読む人」がいる。

「類は友を呼ぶ」という言葉どおり悪口ばかり発信していると、悪口を好む人たちが集まってくる。彼らはみずからも悪口を好んで発信するため、あなたのタイムラインも悪口だらけになる。要するに自分のタイムラインが「荒れる」のだ。

悪口を好む人をいかにフォロワーから排除するかというのは、SNSにおいては大きな課題なのである。

悪口を発信するのは、それはそれでストレス発散などの意義があるのかもしれない。

だが、そのままでは発信が広くシェアされ、読む人に影響を与えることはない。つまりバズらないだろう。悪口を書くのは、じつはマーケティングの観点からもまったく賢明ではないのである。

どうしても悪態をつきたいのなら、人に見られない日記帳にでも書き殴るか、気のおけないリアルな友だちにぶちまけたほうがいい。

SNSは「悪口を好む人が多い」のは間違い

悪口を好む人たちは声が大きい。意地の悪い野次馬根性で、過剰に騒ぎ立てるきらいがある。そのため、まるで彼らが世の中の多数派であるかのように見えてしまうが、じつは違う。声が大きいから数も多いように見えているだけだ。

本当は誰か(何か)に対する悪口よりも、誰か(何か)に対する称賛を好んで読む人のほうが、はるかに多いのである。

世の中には特定の民族や国家への差別を助長するようなヘイト本もあふれているが、企業や人物の成功たんなど称賛本のほうがロング&ベストセラーになりやすい。この事実を見るだけでも、称賛を好んで読む人のほうが多数派であることがうかがわれる。

これが世の中の人口分布であり、SNSでも同様になっているはずなのだ。

ソーシャルメディアのいいねを表すハートが書かれた吹き出し
写真=iStock.com/Pascal Kiszon
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誰か(何か)に対する称賛を好む人たちは、いわゆるサイレント・マジョリティである。声は小さいが数は多い。そして声は小さいが行動力はある。

たとえば、ある商品をすすめている投稿を読んで「よさそうだな」と思ったら、サイレント・マジョリティの人たちは、すぐに買う。いいものは試したいという、前向きな好奇心に満ちあふれているからだ。