SNSで人脈を広げるにはどうすればいいのか。HONZ代表の成毛眞氏は「私はSNSを使う際、『悪口をいわない、専門家ぶらない、批判しない』という3つを心がけている」という――。

※本稿は、成毛眞『アフターコロナの生存戦略』(KADOKAWA)を再編集したものです。

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一次情報を集め、仮説を立てる重要性

私はしばしば新型コロナウイルスについて仮説を話したり、フェイスブックに書いたりしている。もちろん自分は医師ではないので、それらの仮説の多くは直接知り合いの専門家から聞いた仮説に過ぎず、これらが正しいかどうかの判断を下すこともできない。

ではなぜそんな仮説をわざわざ書くのか。それは、世の中の情報に騙されないためにはこうした仮説を立てることが大事であって、そのためには専門家の情報を直接仕入れる必要があるといいたいからだ。

「専門家に会えるのは成毛さんだからで、普通は一次情報は仕入れられない」という声が聞こえてきそうだが、決してそんなことはない。こう見えて、私はけっこうな工数を割いて情報をとりに行っている。

私が普段していることといえば、雑誌やネットの記事を読んで、「おもしろい人がいるな」と思ったなら、フェイスブックで探して、ダイレクトメッセージを送るという作業だ。

たとえば、小児心臓外科の医師に連絡をして、「現場を見たことがないので、見学に行ってもよいでしょうか」と自分でメッセージをして、アポイントをとって、病院を案内してもらったこともある。