誰とでもうまく雑談をする「7つのルール」
第2位は『超雑談力』でした。だんだん対面でのコミュニケーションも増えてきた今日この頃、「あれ、どんなふうに雑談していたっけ?」と、感覚を取り戻せずにいる方も多いはず。
親しい人とのおしゃべりなら、沈黙もかえって居心地がいいもの。困ってしまうのが、初対面の人や上司、取引先との雑談です。上司とタクシーで移動することになり、しーんと沈黙してしまった。特に話したいことはないが、このままでは気まずい……そんな居心地の悪い思いをした経験は、きっと誰にでもあるはずです。
そんな事態に備えて、ぜひ本書を。本書では、誰とでもうまく雑談できるコツが紹介されています。基本の7ルールに加え、初対面編、知人/飲み会編、職場/ビジネス編など、シーン別に会話のいい例と悪い例が1ページで紹介され、その後に解説が続くという構成となっています。
「初めて相手の名前を聞いたときは、名前の由来を聞いて話を広げる」「相手のこだわりを尋ねてはいけない」など、シンプルにして明確な答えが詰まっている、今日から使える一冊です。
東大生は「ものの見方」が普通の人と違う
第3位には、『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』がランクインしました。
本書は、偏差値35から東大に入学した現役東大生・西岡壱誠氏による「地頭力」シリーズの第三弾。「頭のいい人」の代名詞でもある「東大生」がどのようなものの見方をして、どう学びに生かしているかが、事例をまじえて丁寧に説かれています。西岡氏いわく、東大生は先天的な天才ではなく、普通の人。ただ違うのは、「ものの見方」であるといいます。
例えば、コンビニで群馬県産の牛乳を買ったとき。日常的なものやありふれたもの、すべてから学び、吸収する東大生は、「え? 牛乳といえば北海道なんじゃないの? なぜ北関東で牛乳がつくられているの?」と考えて、調べてみるのだといいます。身近なものをよく観察し、「なぜ?」という疑問をぶつけることで、新たな知識を得ているのです。
「東大思考」は、記憶力、要約力、説明力、ひらめき力、問題解決力という5つの要素で構成されています。本書を通してこの5つの要素をインストールすれば、目の前の世界が違って見えること請け合いです。