人生の後半戦に「価値のないオジサン」にならないためにはどうすればいいのか。マーケティングコンサルタントの酒井光雄氏は「年齢にかかわらず、成長を続ける人は自問と行動を繰り返す。仕事を通じて自身のブランドを築くことが、人生の後半戦を左右する」という——。
金融街を歩くシニアビジネスマン
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人生100年時代に求められる人材

40代後半から50代にかけて定年退職が視野に入り始めると、これから自分はどれだけ実績を上げ、どんな評価を得られるかを自身で把握できるようになります。この年齢で管理職に昇進していなければ、これから先も役職に就く可能性は限られ、収入は増えていきません。

こうした状況に直面し会社へのロイヤルティ(忠誠心)と仕事への意欲を失うと、“働かないヒト”になり、ついには労働市場でその価値を失う「アガリの人」に変質してしまいます。