攻めのロールモデル、守りのアンチモデル

とはいえ、もちろんロールモデルを持つことも重要です。

「ロールモデルの効用はわかっているけど、アンチモデルと違って身近にいないから、困ってるんでしょ」と突っ込みたくなる人もいるでしょう。ならば、アンチモデルと同様に、複数の人物からの断片的な「いいとこ取り」でもかまいません。

あるいは、社内や身近な人に限定する必要もありません。取引先やセミナーで出会った人でもいいですし、感銘を受けたビジネス書の著者でもいいのです。

もっといえば、京セラの稲盛和夫さんや日本電産の永守重信さん、ソフトバンクの孫正義さんのような名経営者でもいいですし、歴史上の偉人だっていいのです。

ロールモデルが40代のキャリア形成のための「攻めの方策」だとすれば、アンチモデルは「守備的方策」。その両方を持つことが、あなたのビジネス人生の支えになってくれるのです。

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