何気ない日常だったのに……

これから友人と楽しく出かけようと、待ち合わせをしていた、そんな何気ない日常だったのに……。突然、自分を性の対象として、値段交渉をしてくる人がいる。その事実に驚き、傷ついた。

自分の体が突然誰かにモノのように値付けされる。そんな尊厳を傷つけられるような経験は誰にもしてほしくないとマリアさんは語った。マリアさんがボードで掲げた『My Body My Rights』(私の体、私の権利)という言葉は行進のシュプレヒコールとなり、渋谷に響き渡った。

20年10月、MeToo運動が世界中で広がってから3年がたつ。マーチしていなくたって、サインボードを掲げていなくたって、MeToo(私も)と声をあげられない人々の声に耳を傾けたい。

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