小学生の集中力は、高校生ほど続かない

中学受験は子供がまだ幼いため、親のサポートが必要になる。それは事実ではあるが、中には過度に気を張ってしまう親がいる。子供に勉強をやらせすぎてしまう親が、まさにその典型的なタイプだ。私の経験からいうと、地方出身の親の方がその傾向が強いと感じている。自分も中学受験を経験している親は、ある程度中学受験について理解できるが、経験したことがない親は、中学受験というものがどういうものかが分からない。分からないから、ものすごく特別なものと思ってしまうのだ。そして、「このくらい勉強をしないと合格できない」と勝手にハードルを上げ、頑張らせすぎてしまう。

だが、小学生の子供は集中力が続かない。大学受験に挑む高校生のように、目的に向かって計画的に頑張ることはできない。だから、時間や量を増やしても、結果にはつながらない。それよりも大事なことは、いかに子供を気持ちよく勉強させるかだ。

ほめられて嬉しくない子供はいない

大きな目標に向かって頑張らせるのではなく、目標を立てるのであれば、「最低限これだけはやるもの」と「できればここまでやってほしいもの」の2段階に設定し、「できればここまでやってほしいもの」ができたときは、大いにほめてあげよう。「最低限これだけはやるもの」についても、「やって当たり前」ではなく、「いつも頑張っているね」「前よりずいぶん早く解けるようになったね」「ちゃんと式を書いてえらいね」など、子供の頑張りを認める言葉をかけてあげることが大切だ。

親から認め、ほめられて嬉しくない子供なんていない。そうやって、子供を気持ちよく勉強させる親になってほしい。入試本番まであと4カ月。今こそ、親の力が試される時だ。

(構成=石渡真由美)
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