ブレイン・プログラムを実践してみよう

アインシュタインは、かつてこう言いました。

「想像力が全てだ。それは、人生でこれから引き寄せるものの予告編なのだ」と。

そんな想像力と脳のシステムに着目し、誰もが真似できるように法則化したのが、

「ブレイン・プログラム」です。

では、早速その法則の詳しい内容を具体的に見ていきましょう。

脳は「知りたいこと」「見たいこと」だけを選別する

脳は1秒間に、本にして約60万冊分もの膨大な情報にさらされると言われています。

これを全て認識していたら、私たちの脳は間違いなくパンクしてしまうでしょう。

そこであらかじめ脳に備わっているのが、通称RAS(ラス)と呼ばれる神経の集まりです。RASは、脳に流れ込んでくる情報を、その人にとって必要なものと、そうでないものとに振り分けるフィルターのような役割を果たしています。

たとえば空港のロビーのような騒々しい場所にいても、自分の名前がアナウンスされれば、そこだけはちゃんと聞き取れる。まさに、それがRASの働きです。

夢や目標をまず決める

こんな経験はありませんか?

「青い車を買いたい」と考えていたら、街なかに青い車ばかりが走っているように見えた。あるいは、「犬を飼いたい」と考えていたら、やたらと犬を散歩させている人ばかりが目についた。

偶然だと思うかもしれませんが、そうではありません。こんな現象が起きるのも、RASが必要な情報を見せてくれるからなのです。

夢を叶える理屈も、それと同じです。「営業成績トップになる」でもいいし「家を買う」「年収1000万円になる」でもいい。とにかく自分が何をしたいのか、どうなりたいのかをまず決めます。するとRASが稼働して、それを実現するためのヒントを片っ端から集めてきて見せてくれるのです。

グーグル検索にワードを入力すれば、関連した情報が即座に集まるのと似ています。