ついに住民投票実現へ! これが焼き鳥屋で交わした「戦いの誓い」

(略)

ここでいよいよ、橋下・大阪維新の会・大阪都構想は万事休すと言われた。そのときのメディアのコメンテーターたちの腹立つほど嬉しそうな顔!!!

(略)

そこに突如、衆議院の解散風が吹いてきた。2014年の年の瀬も押し詰まってきたころである。僕は松井さんと北浜にある焼き鳥屋で作戦会議を開いた。

(略)

橋下 徹『トランプに学ぶ 現状打破の鉄則』(プレジデント社)
橋下 徹『トランプに学ぶ 現状打破の鉄則』(プレジデント社)

「こうなったら、公明党ととことんケンカしましょう。このまま公明党にやられっぱなしのままなら死んでも死に切れません。とにかく公明党の国会議員を1人でも多く落としましょう。大阪都構想はここで終わりかもしれませんが、一生かけて公明党の国会議員を落としていきましょう」

僕は市長を辞め、松井さんは知事を辞め、公明党の国会議員の選挙区に立候補する決意を固めた。

僕と松井さんは、鳥皮をたらふく食べて、お酒も飲んで、かなり酔っ払った。松井さんは普段は焼酎を飲むが、この時にはワインを2人でかなり飲んで、2人フラフラの状態になった。

「戦いの誓い」とはこんなもんだ。

(略)

僕が、僕と松井さんが先頭に立って公明党の国会議員を落選させるというこのプランを街頭演説でぶちまけたら、大阪のメディアは大騒ぎになった。

さあ、公明党との大戦争だ!!

アドレナリン大全開となったときに、菅官房長官から松井さんに、電話が入った。

「公明党が協議したいと言っているんだけど」

(略)

(ここまでリード文を除き約2700字、メールマガジン全文は約1万100字です)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.207(7月14日配信)の本論を一部抜粋し、加筆修正したものです。もっと読みたい方はメールマガジンで! 今号は《【安倍政権「最後」の総選挙(2)】大構想実現へ――僕と松井さんが「戦いの誓い」を交わした夜》特集です。

【関連記事】
いかさま王をまたも選んだ東京都民の罪…あまりに残酷な僕たちの民主主義
「だって、バレちゃうからね」――臆面も節操もない"女帝"小池百合子の本当の顔
吉村VS大村の殴り合い勃発! 大阪・名古屋の代理戦争「勝者が次の総理だ」
「安倍1強は終わらせない」自民党が今秋の解散・総選挙を急ぐワケ
小池百合子に清き一票を投じてしまう「普通の人々」はどこにいるのか