世の中をよくするその思いが、教養を深める
その名も『教養の書』。久々に大上段に振りかぶったタイトルの本に出合った感がある。それにしても、なぜいま教養なのだろう。
「世の中がいまのままでいいというなら、教養よりも処世術のほうが役に立つでしょう。でも、もっとましな世の中にするための仕事は、教養がないとできません。そのことを伝えたかったのです」
実際、この社会をよくしたいと考える人が、特に若者の間で増えているという。それを戸田山和久氏が強く感じたのは、昨秋、政府が大学入試に英語民間試験を導入しようとした際、当事者の高校生が声を上げてそれを阻止したのを目の当たりにしたときだ。
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(撮影=石橋素幸)


