第1位は詐欺罪。「オレコロナ詐欺」が急増する

第1位 詐欺罪

オレオレ詐欺ならぬ、オレコロナ詐欺は増加してもおかしくないでしょう。詐欺集団は、人が抱くあらゆる不安をネタに人をだまそうとします。「オレだけど、コロナ不況で会社を解雇されて日銭が足りないから援助してくれないか」「お母さん、オレ、実はコロナにかかっちゃってさ。コロナに効く薬が100万円で買えそうなんだけど、100万円援助してもらえないか!」と泣き落とすなど、さまざまなパターンのオレコロナ詐欺が想像できます。

詐欺の手口は、電話だけにとどまりません。外出自粛要請でネットショッピングが増えていると思いますが、そこにも危険な落とし穴が。すでに「マスクを購入したけど自宅に届かない」という話もちらほら聞かれています。サイトには「●月●日入荷予定」と書いてあるが大丈夫なのかという不安を抱きながら購入された方も多いでしょう。

コロナの混乱を隠れみのに、ネットショップで詐欺を働くやからにも気を付けなければなりません。詐欺罪の罰則は、10年以下の懲役です。

テレワークで増える不正アクセス、DV

第2位 不正アクセス禁止法違反

外出自粛要請によりテレワークを行っている方も多くなってきています。ただ、万全のセキュリティで仕事をしているかと問われれば、いまいち自信が持てない方もいらっしゃるのではないでしょうか。仕事中、私用のモバイルWi-Fiを使っているときに、何者かにアクセスされてウイルスにかかってしまう恐れもあるでしょう。「先生、パソコンまでコロナウイルスにかかるのですか」という質問は当方ではなく医師またはエンジニアの方にしてくださいね。多分かかりませんが(笑)。いずれにせよ、リモートワーク中のビジネスパーソンは、安全性の高いネットワーク環境で仕事をするべきです。不正アクセス禁止法違反の法定刑は3年以下の懲役または100万円以下の罰金です。