[割烹] 以志井 いしい

――鯛の兜がどかんと入る、 名物の鯛めしは迫力の美味

社用族が大半を占めるが、10年ほど通っている張本社長はプライベートで使うことが多い。「ここの鯛めしは絶品。冷めても美味しいので、残りをおにぎりにして持ち帰ります」。

●東京都港区新橋3-5-11 TEL/03-3508-9458 営業時間/平日17:00~23:00、土曜16:30~21:00(時間外の営業も応相談) 日祝休 カウンター10席・個室(2~10人)5室 喫煙可カード各種可

魚介類はほとんどが天然物。

1.羽田沖で獲れる穴子は6~7月が旬。ぷるぷるの煮こごりがのった「煮穴子」1260円。
 2.看板料理のひとつである「鯛めし」1人前2100円で2人前~。鯛の兜を用いているため、コラーゲンたっぷり。しっかりめの味付けが張本氏好み。1人前1合とたっぷり炊き、残ったらおにぎりにしてくれる。
 3.黒あわびを2時間半じっくり蒸し上げた「あわびの酒蒸し」4725円。軟らかさのなかに適度な歯ごたえを残した独特の食感が絶妙。
 4.淡路から取り寄せた鱧を使った「鱧の照り焼き」1575円。コリコリとした骨が香ばしい。
 5.生きたおこぜをそのまま揚げる「おこぜの唐揚げ」、大きさにより1575~2625円。
単品料理のほか、コース(8925円~)もある。冬には名物のふぐ料理も登場する。

[とんかつ] すぎ田

――名店のロースかつは、 甘い脂がジュワッと弾け、後味すっきり

「実は、すぎ田には女房と一緒に1回行っただけ。でもここのロースかつの旨さには舌を巻いた。それ以来、とんかつを食べるならこの店だ、と思い込んでいます」。味がくどくないので、年配のファンも多い。

●東京都台東区寿3-8-3 TEL/03-3844-5529 営業時間/11:30~14:00、17:00~20:30 木曜休 カウンター12席・小上がり12席 禁煙 カード不可

下町の名店「すぎ田」のとんかつは、分厚い肉と薄い衣が特徴。オランダ産のカメリアブランドの最高級ラードを使い、高温と低温で2度揚げする。力強い豚肉の旨さがしっかり感じられるが、後味はすっきりとして上品。豚肉は、産地は特定しないが、東京・芝浦の問屋に「わがままを言って」、厳選されたものを使用している。

1.脂の甘い味わいがたまらない「ロースかつ」2000円。ご飯(漬物付き)300円。豚汁200円。
 2.きちんと火が通っているのにジューシーで軟らか。絶妙な揚げ加減の「ヒレかつ」2300円。
 3.大正海老など大きくて鮮度のいい海老を揚げた「海老フライ」2000円前後(大きさにより100円きざみで変動)。
 4.卵を3個分使い、表面にバターを塗って風味よく仕上げた「オムレツ」1200円。

(構成・文=樺島弘文 撮影=武井メグミ、依田佳子)