バーチャル社員は「外注」ではない

ここまでの話を聞いて、「なんだ、『バーチャル社員』って要は社員を雇う代わりに仕事を外注するってことか」と思われた方がいるかもしれません。たしかに、業務委託という契約形態をとる場合、一般的には「外注」と呼ばれると思います。しかし、業務委託である場合でも、「バーチャル社員」と「外注」は異なると私は考えています。

結論から言うと、「バスの目的地」が決まっていて、そのために必要な人をバスに乗せたとしたら、それはいわゆる「外注」に当たるでしょう。そうではなくて、「この人と一緒にバスに乗りたい」から始まって、一緒に目的地に向かう人が「バーチャル社員」なのです。

「バーチャル社員」を単なる外注と認識したままでは、彼ら彼女らの能力を100%活かすことはできないでしょう。

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