やりたいことの多くが実現可能になってきた

そして2006年に発売されたプレイステーション3、シリーズでいえば「天道」のころからシステム上の制約はかなり薄れ、やりたいことの多くが実現可能になってきたと感じています。

私が手掛けた最新作「大志」では2000人以上の武将が登場し、彼らに個性を持たせるため、AIにも力を入れていますが、活用には今後もより一層力を入れていきたいところです。

また、最近の革新的な技術といえばVRがありますが、VRという形にこだわりすぎることなく「自分が戦国大名だったら」という没入感や、新しい体験を提供したいと考えています。

今後も「信長の野望」は経営的な観点と「歴史IF」、例えば「もし信長が本能寺で倒れなければ、歴史はどうなっていたか?」といったシミュレーション要素を残しながら、時代を反映して柔軟に変わっていくでしょう。

35年の「野望」をいま振り返る!
(構成=梁 観児)
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