趣味へのお金のかけ方もすれ違いの原因に

趣味に対してどれだけお金をかけるかについても同じことが言えます。他人から見ると、なぜこのようなものにお金をかけるのか理解できないものであっても、本人にとってはかけがえのない人生の楽しみであることはよくあります。

ある男性の趣味はゲームです。携帯ゲームに没頭するのが息抜きであり、唯一の趣味だと言います。ただ、妻からは「いつもスマホばっかり見ている」と小言を言われています。最近は、「いくらゲームに使っているわけ? 貯金に回してほしい」「帰ってきてもゲームばかりで、育児に参加しないので腹が立つ」と風当たりが強くなってきていました。

前述した妻のイライラエピソードのように、夫のスマホ依存にイライラしている妻は多くいますから、あなたも他人事ではないかもしれません。

長時間のプレイに対する妻の不満は、「パソコンやタブレットばかり見るのではなく、もっと会話をしてほしい」といったコミュニケーションを求める声ではないでしょうか。あまり一人の世界に没頭せず、妻や子どもとのコミュニケーションもとる時間を意識したり、過剰な課金についても、「いくらまで」と夫婦で決めるなどしたほうがあなたも気持ちがよくゲームができるのではないでしょうか。

フィギュアオタクの夫と「棚一つ分」という取り決め

ある男性は独身時代に萌え系アニメキャラクターのフィギュアを膨大にコレクションしていました。結婚して妻と一緒に住むとき、それらも一緒に入居しようとして相手の怒りを買ったといいます。そこで、交渉し「棚一つ分まで」という制約をつけて他は全部捨てたそうです。

彼はいまでもそのルールを守ってなんとかやりくりしているそうです。お金が関わってくることや大事な趣味については、どこで折り合いをつけるか、二人で話し合うほうが賢明です。

これも本来は結婚する前に話し合うほうが何かとスムーズですが、すでに結婚していて、夫婦でお金の話し合いをしたことがない人は、これからでもライフプランを立てながら未来のお金について考えて損はありません。

結婚資金、子どもの教育費、家の購入費、旅行費、老後資金、いざというときのための貯蓄といった具合に、人生のイベントや大きな支出が必要な項目を考えると、あなた自身が、そして妻が何を望むか、そのためにそれぞれにいくら必要なのかがわかってきます。

たとえば、子どもの教育費は、幼稚園から大学まで、一人当たり平均1200万円程度必要といわれています。公立か私立かによっても違いますが、子どもの数が増えれば当然かかる費用も増えてきます。無駄遣いをして妻に怒られている場合ではなく、夫婦でしっかり現実を見据えていくことが大切だと気づくはずです。