投資信託やETFで十分リターンが期待できる

ここまでやんちゃな投資をしておいて説得力に乏しいかもしれませんが、米国株の積み立てなら、リスクを抑えた投資ができます。私がしてきた投資は、誰もができる投資術ではありません。つまり、再現性が乏しいということです。みなさんはこんなハードでストレスフルなことをする必要はなく、

1 本当に良いと思ったETFや投資信託をずっと持ち続ければいい。
2 毎日株価をチェックしたり、売買のタイミングをはかる必要などない。

一部の投資好きの人を除けば、個別銘柄を選ぶ必要もありません。一部の人とは、投資が好きで、趣味のように楽しめて時間がかけられる人、です。仕事が忙しく、週末は家族や友人と過ごしたり趣味を楽しんだりしていて、投資に使う時間はほとんどない人。それでも、「将来のためにお金を増やしていかなければ………」と思っている人。そういう人は、米国株市場全体の値動きを反映する投資信託や、ETFに積み立て投資する楽ちん投資でOKです。

米国株の指数は、日経平均やTOPIX(東証株価指数)などの玉石混交の日本株指数とは異なり、成長性が高い銘柄で構成されています。日経平均やTOPIXで長期的にリターンが得られるのかはかなり疑問ですが、米国株ならインデックス投信やETFでも十分なリターンが期待できます。

つまり、米国株なら敷居の高い個別銘柄の研究をせずとも、お金が増やせるのです。下落した時に全財産を投資するといった冒険も必要ありません。

米国株を始めるべき2つの理由

長期的な成長が望めなければ、タイミングをうまくとらえ値動きで利益を上げていく必要があります。しかし、長期で成長が期待できる米国株インデックスなら、毎月の給料の中から、積み立て投資をしていけばいいのです。まとまったお金がなくてもできますし、タイミングも見なくていい。つまり、誰にでも、すぐにでも、始められます。

米国株なら長期保有でリターンが期待できる

個別銘柄もいいが、もっと簡単な投資信託やETFで十分

まとまったお金でなく、毎月の積み立て投資でいい、というわけです。

私は低迷が長かった日本株への投資を経て、米国株の魅力に気付きました。

ファンダメンタルズの面もありますが、大きな理由は以下の2つに集約されます。

1 人口が増加しており、消費成長国であること
2 投資に見合った法整備がなされていること

です。この条件を満たす国はごく限られています。