小泉大臣は「政治でなければ解決できないこと」に注力を

橋下 徹『トランプに学ぶ 現状打破の鉄則』(プレジデント社)

その時の経験からいえば、まず小泉さんは、環境省が抱える課題を、「環境省で何とか解決できるもの」と、「政治にしか解決できないもの」に分類・整理すべきだ。

環境省で解決できるものは役所に任せていて問題ない。むしろ政治家が変に介入する方がややこしくなる。

そのような課題は、環境省が求めてくる決裁に、YES、NOを示すだけでいい。

(略)

他方、環境省では解決できない課題について取り組むことが小泉さんの役割だ。そのような課題とその解決方法を見つけ出すことこそが、政治家の腕の見せ所だ。これは行政経験のある外部識者の知恵や、内部の改革派職員の知恵を借りながら、あとは政治家のセンスで見つけ出すしかない。小泉さんは、ここに最も力を入れるべきだ。

(略)

(ここまでリード文を除き約2500字、メールマガジン全文は約1万1200字です)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.169(9月24日配信)を一部抜粋し、加筆修正したものです。もっと読みたい方はメールマガジンで! 今号は《【38歳・小泉大臣(2)】新任大臣小泉さんは、官僚との徹底議論から「政治家にしかできないこと」を見つけ出せ!》特集です。

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