※編集部註;9月11日に行われた内閣改造で、小泉進次郎氏は環境相として入閣し、三原じゅん子氏は入閣しませんでした。プレジデントオンライン編集部は、9月6日配信の本稿で、「小泉氏の入閣は見送りになる」との見通しを書きましたが、これは誤報でした。読者の皆さまにお詫び申し上げます。なお誤報の経緯は、9月13日配信の<究極の「絶対服従内閣」に集まった5人組の正体>で説明しています。(9月13日10時48分追記)
骨格の「長老」は不変で、「その他」は総入れ替え
安倍晋三首相は11日に自民党役員人事と内閣改造を行う。あらかじめ伝わってくる情報では麻生太郎副総理兼財務相ら「大物・長老」は、おおむね留任し、残ったポストに大量の入閣待望組がひしめくという「2層構造」になっている。
「参院選でいただいた国民の皆さまの力強い支持と信任、負託にしっかりと応えていくため、人事を刷新し、安定と挑戦の強力な布陣を敷きたい。そのため党役員人事および内閣改造を、9月11日に行いたい」
3日朝、東京・永田町の自民党本部で開かれた党役員会の冒頭、安倍氏は人事の日程を語った。
一連の人事は10日に行われるとの見方が強かっただけに「11日」は、意外と受け止める党役員も少なくなかった。1日遅くなった理由について、安倍氏側近は「1日でも長い間、構想を練るため」と解説する。2012年12月、安倍氏が首相に返り咲いて以来、9回目の人事。党を掌握し、人事にも慣れている安倍氏だが、それでも難しい。むしろ回を追うごとに難しくなっていると感じていることだろう。