仕事も家庭も大切にする「デキる男」という虚像

結局多くの男は、日本の「デキる男像」みたいな虚像に囚われすぎているんですよ。その1つは、ビジネスマンとしての成功と家族の幸せを両立させている、というもの。でも、家庭と仕事を両立している人って、私の周りでは極めて少ない。島耕作もそうです。娘の誕生日より会議ですから(笑)。

漫画家 弘兼憲史氏

当然そうしないと出世できないし……というところは、残念ながらありますよね。だから、成功したビジネスマンは往々にして家庭では孤独です。