それでも職業人生に悔いはない。「学生時代の友人は日本企業に就職して終身雇用で定年を迎えた人もいますが、会社が倒産した人もいる。私は己のスキルを頼りに自分の価値観に合う会社を選び、やりたい仕事をやってきましたし、おもしろかった」と語る。

60歳を過ぎた今も契約社員として外資系企業で働いている。年収は特別報酬も含め1400万円。しかし「60歳を過ぎると正社員で雇ってくれる外資はほとんどありません。最大の悩みは70歳まで働ける仕事を見つけること。年収300万円でもいいのですが、なかなかそういう仕事がありません」と語る。

(写真=iStock.com)
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