現役時代の職業によって、定年後の経済力、生き方はどう変わるのだろうか。職業別に「リアルな老後」を紹介しよう。3人目は「国内大手メーカーOB」の立本浩太さん(仮名)の場合――。(全5回)

※本稿は、「プレジデント」(2018年11月12日号)の掲載記事を再編集したものです。

55歳のとき、家族の人生設計をシミュレーション

就職先に総合電機メーカーを選んだのは「大学では法律を専攻し、文系の少ない会社で希少価値を生かすにはメーカーがいい、またこの先どんな業界が伸びていくかを考えたら電機だと思ったから」と立本浩太さんは語る。