「iDeCoより国民年金基金」のワケ

そうなるとiDeCoが最適かと思いがちですが、自営業の私は「iDeCoより国民年金基金」と考えます。

iDeCoは自身で築いた原資を一定期間で受け取っていくものですが、国民年金基金には一生涯受け取れる終身年金のタイプがあるからです。人生100年時代で長生きを想定せざるをえず、その意味では、何歳になっても受け取れる終身年金ほど頼りになるものはありません(公的年金はこの点で優れています)。

iDeCoと同じ節税メリットがあり、かつ終身年金が選べる国民年金基金で、節税しながら終身年金をつくっていくのが得策なのです。

▼新登場の「つみたてNISA」はどこが優れているのか?
BEFORE:これまでもあった
iDeCo:個人型確定拠出年金
税制優遇
・掛け金全額所得控除。
・運用時利益非課税。
・公的年金等所得控除/退職金所得控除。
対象年齢と加入資格
20~59歳の自営業・専業主婦(夫)、60歳未満の会社員・公務員など。
積み立て限度額
職業などにより年14万4000円~81万6000円。
引き出し
原則60歳以降。
所得控除の節税メリットは大きいが、60歳まで引き出せないので、住宅購入、教育費にお金がかかる30~40代にははじめにくい。
AFTER:2018年1月開始の
つみたてNISA:少額投資非課税制度
税制優遇
運用時利益非課税。
対象年齢と加入資格
その年の1月1日時点で20歳以上の人。
積み立て限度額
年40万円(非課税投資枠は20年間で最大800万円)。
引き出し
いつでも可能。
年齢制限がないので、65歳以降も働くという人も利用できる。いつでも引き出せるからはじめやすい。5年以上先に必要になる教育費など、幅広い目的で利用できる。
深野康彦(ふかの・やすひこ)
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルリサーチ代表。『55歳からはじめる長い人生後半戦のお金の習慣』『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない!』など、著書多数。
 
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(構成=高橋晴美 撮影=村上庄吾 写真=iStock.com)