あくまでも天候不順の影響による一時的なもの
野菜価格の高騰が問題となっているが、そのあおりで1月の全国消費者物価指数は、生鮮食品を含む総合指数で前年比1.4%も上昇。3年ぶりのプラス幅となったが、第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミストは望ましい物価上昇ではないと指摘する。
「野菜などの生鮮食品を除いたコア指数で見ると、消費者物価指数は0.9%の上昇にとどまり、3カ月連続で同じ数字と足踏みが続いています。つまり総合指数の上昇は、あくまでも天候不順の影響による一時的なもので、好景気による物価上昇と言えるものになっていません」
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(図版作成=大橋昭一)


