3部作の観客動員数累計900万人超、興行収益総額115億円という、最近の日本映画では類を見ない大ヒットとなった「20世紀少年」。成功の裏側には、漫画、映画、テレビ、広告によるメディアミックス戦略があった。
親子をターゲットにした商品開発
映画が斜陽産業といわれて久しい。無論、ビジュアル面の高度化やシネコンの開発等により、復権の兆しが見えなくもない。だが実は映画産業の相対的な斜陽化傾向はシネコンの増加とともに確実に進行している。21世紀に入って、シネコンのスクリーン数がほぼ倍増する中、映画人口は横ばい状態を続けているのだ。つまり裏を返せば、箱に足を運んでくれる観客の数は半減していることになる。この結果は今後の施設の整理・淘汰を予感させる仄暗い事実といえる。
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