100を超える評価項目で適正年俸を決める

壮大なる実験である。球団創設5年の楽天野球団がプロ野球界を変えようとしている。これまで採算度外視、親会社の道楽のような経営が多かったプロ野球の世界にシビアな「球団経営ビジネス」を持ち込んだのだ。

パ・リーグの昨シーズンをみれば、話題は東北楽天ゴールデンイーグルスだった。野村克也前監督の「ぼやき」人気もあってメディア露出で他を圧倒し、リーグ2位で初めてクライマックスシリーズ(CS)に進出した。

「よくできた年というか、できすぎた年でした」。東京・品川の楽天本社の3階応接室。紺のスーツのボタンをきちんと留めた球団社長兼オーナーの島田亨は昨季をそう総括した。人材サービス会社「インテリジェンス」創業メンバーの44歳。新品のパソコンのごとき、清潔感がただよう。