就任14年目にして大学ラグビー日本一に輝いた帝京大学の岩出雅之監督。岩出監督に会うためクラブハウスを訪ねると、玄関は塵ひとつなく掃き清められていた。「あいさつ、そうじ、規律が大切……」が監督のモットーである。

毎年有力校が優勝するなかに風穴を開けたい

チームとは生き物である。会社もだが、大学スポーツを見ると、つくづくそう思う。躍進するチームには必ず、人間の成長があるものだ。

ラグビーで初の大学日本一に輝いた帝京大学もそうであろう。何かと伝統校が幅をきかすラグビー界にあって、今季、ルーツ校の慶応大学や、人気の早稲田大学、明治大学などを破った。

学生の成長を促すものは、職場同様、「組織の風土」である。創部40年。監督の51歳、岩出雅之は言う。