日本人と言うと、なんだかくそ真面目でユーモアがわからないといったイメージが定着しているようだ。中国で講演するとき、この類いの質問をよく受ける。もちろん、私なりにいろいろな実例を挙げて、こうした誤解が解けるように説明している。その際、よく例に持ち出すのが川柳だ。

しばらく前、ネットで、「僕の嫁 国産なのに 毒がある」「いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦」といった川柳を読んだとき、思わず吹き出してしまった。そのユーモアのセンスに感心したため、どれぐらいの読者がいるのかも考えずに、中国のSNSの1つである微博に川柳を12句ばかりアップした。

もちろん、日本社会、日本の話題、日本人の精神構造などをある程度把握していないと、これらの川柳の面白さを理解できないはずだ。たとえば、「僕の嫁 国産なのに 毒がある」を見よう。輸入野菜の安全性問題がクローズアップされている日本の社会事情を知っておかないと、この川柳に出ている「国産」と「毒」の表現は理解できなくなる。

【関連記事】
50代でやっておくべき「人生の棚卸し」
「夫の定年」までに夫婦で合意すべき5カ条
定年後に短気になる人、気長になる人
定年後の「ビンボー家計簿」分析&改善法
ヨット、別荘、クルーズ旅行……「リタイア後の夢」の値段