英語勉強するかしないかで悩むフェーズはとっくに過ぎた
非英語圏である日本人はグローバル化という観点から見ると、とても不利な立場にあります。世界では英語を母語ないし第二言語としている国が多くあります。たとえば、フィリピンをはじめ東南アジアの各国では、英語を使うことでシンガポールなど別の国で仕事を得ることができます。
お隣の韓国でも、国内大手メーカーに就職するためにはTOEICで高スコア(800点以上)を取らなければ、そもそもエントリーができないといわれています。また、ヨーロッパの各国は隣国の言語を話せる人が多い。フランス人なら、英語、スペイン語に堪能ということが珍しくないように。
言語の世界には、こんなジョークがあります。
「2カ国の言語を話す人はバイリンガル(bilingual)、
3カ国の言語を話す人はトリリンガル(trilingual)、
では1カ国の言語を話す人は?」
正解:アメリカ人
この場合、ふつうならmono=1つの、という意味なので、正解は「モノリンガル(monolingual)」となるのですが、これはアメリカ人は英語しか話さないという意味のジョークです。つまり、「アメリカの人は外国語を学ばない」という皮肉なのです。
これは言い換えれば、英語が世界のほぼどこでも通じるため、アメリカ人は第二言語を学ぶ必要がない、という意味です。つまり、世界的に見たら「英語を使える」ことは常識化しつつあるということ。となると、公用語が英語になっていくのは、グローバル企業を目指す企業に勤めている以上、もはや待ったなしなのかもしれません。
問題は、いかに乗り切るか。
英語の勉強をやるかやらないか、で悩むフェーズは、もうとっくに過ぎたのです。