だるくてぼんやり、なんだか仕事がはかどらない……。そのまま放置していると、取り返しのつかない結果に!? 食事、運動、睡眠を見直して、健康な脳と心身を取り戻そう。

海馬の萎縮で仕事力が低下

1961年、アメリカのハンス・クラウスとヴィルヘルム・ラープという2人の医師が、『運動不足病』という本を著しました。そこには今後、「運動不足」によって、頭痛、肩こり、胃痛、肥満、高血圧などの症状が引き起こされ、結果的に糖尿病、動脈硬化、心臓病、その他さまざまな内科的疾患をもたらすと記されていました。

それは現代、世界中に蔓延している「生活習慣病」の予言でした。世の中が便利になりすぎたことの弊害が始まったのです。

運動不足は、生活習慣病の原因となるだけでなく、やる気を低下させ、心にも悪い影響を及ぼします。現代ではさらに、社会的な疎外感や、過度の競争など、環境要因による慢性的なストレスが激しくなっています。身体と心の活力がともに低下し、「うつ病」が激増しているのです。外遊びなどの運動量が減った子供にも広がっており、運動不足の解消は、地球全体、全世代の課題なのです。