教育の現場に「評価」はつきもの。これを手放すと、人や組織にはどんな変化が起きるのだろうか。「鯖江市役所JK課」の仕掛人である若新氏と、「よのなか科」を創設した藤原和博・奈良市立一条高等学校校長が、正解のない時代における「変化の価値」について語り合う。
評価のない「出島」をつくる
【若新雄純】女子高生がまちづくりを楽しむ「鯖江市役所JK課」では、彼女たち自身が試行錯誤しながら学んでいくといプロセスを大事にしたかったので、市役所の職員には「教えようとしないでください」とお願いしました(対談前編参照 http://president.jp/articles/-/20876)。それと合わせてセットでお願いしたのは、「大人の基準で評価しないでほしい」ということでした。
それまでJK(女子高生)にとって、家庭外での大人との関わりは「何か言えば点数をつけられる」「100点満点に対して何点足りないか評価される」というものがほとんどでした。だから最初のうちは、JKたちはどうしても大人たちの様子を探る感じになっていました。
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