「盛り土→地下空間」変更がバレるのを恐れたのは誰か
築地市場は東京都の計画通りであれば、今年11月7日に豊洲新市場へと移転するはずだった。ところが、「都民ファースト」を掲げて圧倒的な世論の支持を得た小池百合子都知事が、これに「待った」をかけた。土壌汚染対策で専門家会議が提言していた「盛り土」がなかったことが発覚し、建物下には、コンクリートで閉じられた「謎の地下空洞」があったからである。
土壌と地下水を調査した結果、環境基準値を超えるベンゼンやヒ素が検知された。汚染が出たからには、農水省もそのままの状態で移転を認めるわけにはいかない。連日のようにメディアが報じた“怪しく広がる地下空洞”には、誰もが「不正」の匂いを感じた。
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