経営が悪化し、国内電機大手で初めて海外企業に買収されたシャープ。「全員の雇用を維持したい」「(シャープ次期社長は)日本人に任せたい」という言葉で安心させたかと思えば、あっという間に翻す、鴻海・郭台銘とは何者か。
2016年4月2日、鴻海がシャープの出資契約を締結。共同会見後の懇親会の一幕。シャープ高橋興三社長(左)、鴻海精密工業の郭台銘会長(右)。(画像=AFLO)

「テリーはウソばかり」怒り心頭の株主

2016年6月23日、シャープの株主総会が大阪市内で開かれた。4月に台湾の鴻海精密工業(以下、ホンハイ)からの出資受け入れが決まって以来、初の総会である。

「なぜ、産業革新機構(という対抗馬)がいたのに、ホンハイに1000億円も減額されたうえ、液晶事業売却の条件までつけられたのか」