――中期経営計画で何を目指すか。

【小堀】2003年に旭化成は持ち株・事業会社制に移行して、各事業会社の自主自立を重視した経営スタイルでやってきた。その結果、売上高は1.5倍になり、営業利益も600億円レベルが1650億円に成長した。その半面、グループの総合力を活かした新事業の創出が足りなかった。これから10年先を見据えたとき、旭化成はもう一度変わらなくてはいけない。この中計をきっかけに、多角化した事業や多様な人材、技術をコネクト(結合)させて、新事業創出をやっていく。すでに自動車分野では、繊維やケミカル、エレクトロニクスのそれぞれの組織と人材をコネクトさせて、旭化成全体として後押ししている。

――グローバル展開は?

【小堀】人口が増えるところにマーケットの成長もある。具体的には先進国の中で唯一人口が増えているアメリカ、1人あたりのGDPが上がっていくASEAN地域への事業拡大がカギになる。

旭化成代表取締役社長兼社長執行役員 小堀秀毅
1955年、石川県生まれ。78年神戸大学経営学部卒業後、旭化成工業(現・旭化成)入社。2012年旭化成取締役兼常務執行役員、14年同代表取締役兼専務執行役員、16年4月同代表取締役社長兼社長執行役員就任。

出身高校:石川県立金沢二水高校
長く在籍した部門:エレクトロニクス事業のマーケティング部門
座右の書(または最近読んだ本):『グレートカンパニー』
座右の銘:知行合一
趣味:登山、ジョギング、スキー