顧客が話をかぶせたくなる「話し方」
どうしても営業先での話がうまく進まないという悩みを抱える人は、相手が話した最後の方の言葉から、次に何を話すことを考えるといい。それも、可能ならば単なる言葉のしりとりではなく、文脈のしりとりができると話はもっとスムーズになる。
「先ほど、●●とおっしゃいました。まさにその通りだと思います。では▲▲についてはどのようにお考えになりますか?」
と、相手の言葉の尻に同意しながら、自分が提案したい内容につなげていくことも可能だ。
営業では、すべての提案内容を1から自分から話していたのでは、時間がかかり過ぎるし、話が長くなればなるほどインパクトは薄くなり、相手に鬱陶しい印象を与えることにもなりかねない。
それゆえに、会話のなかで客自身にこちらの言いたい話の筋を語ってもらうように誘導し、その話の尻にのっかった形で、こちらの提案を展開する。これにより、効果的な営業トークができるようになるのだ。