航空連合の加盟で役員会を仕掛ける
1999年10月、ANAは3年目を迎えた世界初の国際航空連合「スターアライアンス」に、9社目として加盟した。その実現に動いた1人で、社長室グループ経営推進部の主席部員、44歳のときだった。
当初、推進派は、ごく少数だった。海外勤務や国際営業の経験を持つ役員は限られ、国際連携の利点を、なかなかわかってもらえない。経営のキーパーソンの中には「わが社に、そんな国際連合に入って成果を出せる人材など、いない」と公言し、断固反対を唱える人もいた。
こちらは会員限定記事です。
無料会員にご登録頂くと、会員限定サービスをご利用いただけます。
30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
約5万本の全ての記事が閲覧可能
記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
会員限定イベントにご招待